初窯記念 第34回 窯変 松崎健 遊心展

ごあいさつ

このたび「初窯記念 第三十四回窯変 松崎健遊心展」を開催いたします。
先生は、伝統的な窯場の益子にて、故島岡達三先生に師事され民芸の心、伝統美を継承しつつ、織部・志野・黄瀬戸など新分野にも挑戦し、窯変を駆使して多彩な作品を生み出し、国内外にて高い評価を得ています。
東日本大震災は、未曾有の被害をもたらし、松崎先生の登り窯も大きな被害がありました。
しかし一基の登り窯を再建し、復興の思いを込めながら初窯を焚き上げました。
伝統を受け継ぎながら創意にとんだ窯変の作品八〇余点を展覧致します。
ご来場、ご高覧いただきますよう、ご案内申し上げます。

平成二十三年 十一月吉日

京王ギャラリー


ごあいさつ

此のたびの震災で益子も多大の被害を被り、登り窯の九十パーセントが破壊されました。
私のところでも二基の登り窯が崩壊しましたが、皆様の激励と支援を頂き、一基の登り窯を再建する事が出来きました事を感謝しております。
今回の個展は再建した窯の初窯展として行なう運びとなりました事を嬉しく思います。
震災で壊れ窯には多くの想いと何回もの改造を繰り返し私の足跡が形になった窯でした。
その窯が崩壊した事で、また新たな想いを抱く好機と思い、新しい構想で窯の設計をして、短期間で窯を築き、初窯を焼きました。まだ、私の思いは窯に伝わりきっていませんが、これからの新しい方向を示してくれました。
これは震災が与えてくれ唯一の恵みと捉え、これからの仕事にしたいと思っています。
新生遊心窯をどうぞ皆様お誘い合わせの上ご高覧頂けたら幸いです。

平成二十三年 十一月吉日

松崎 健