第28回 松崎 健 陶芸展
 
第28回 松崎健 陶芸展
ごあいさつ

 初夏の候、
 皆様におかれましては、ますますのご健勝のこととお慶び申し上げます。
 このたび、美術画廊T・Uにおきまして「第二十八回 松崎健 陶芸展」を開催させていただく運びとなりました。
 先生は、人間国宝・島岡達三氏の薫陶を得、陶芸の郷益子において、伝統にとらわれず、常に斬新な作風を目指して創作活動に取り組まれておられます。妥協することなく挑戦を続け、他の追随を許さない感性溢れる世界は、常に多くの注目を集めています。
 今展では、力強く光り輝く耀変志埜と、それに対峙する落ち着きと穏やかさに充ちた杳変(ようへん)の志埜・黄瀬戸による、陰陽の世界が表現された作品をはじめ、焼にこだわった独特の表情を持つ、渾身の優品約百七十点をご覧いただきます。
 皆様お誘いあわせの上、ぜひご来場賜りますようご案内申し上げます。

          平成十九年五月吉日

阪急百貨店 大阪・うめだ本店 美術サロン

窯辺語録

 土を焼く、そのために三千把の薪を六日間で焚き尽くす。
 土と火の関係が釉を作り出し、炎の奏でる表現である。火が土をきめ、土が造形をきめる、窯の炎が私の意匠を醸し出す。
 私の仕事は土を選び、釉の原料を探し、窯を焼く事である。全ては、素材の美しさで決まるのである。
 私は、十一種類の原土を使い分けている。本来、原土は単味で使うのが基本だが最近は原土だけで使える土が少なくなってきている。益子においても、自分で粘土を探し、手掘りしないと良い原土は手に入れる事はできない。こうして集めた原土の性格を充分把握してから、自分の土を作る。
 ここまでの作業が一番大事で、物の良し悪しの六割以上は決まる。次に火、(窯焚き)そして造形と、私は考えている。
 素材・火・造形この三つの関係こそが、私の焼き物である。

    平成十九年五月吉日

松崎 健

表紙
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