第29回 窯変 松崎健 遊心展
 
第29回 窯変 松崎健 遊心展
ごあいさつ

 このたび、「第二十九回 窯変 松崎 健 遊心展」を開催いたします。
 先生は、人間国宝 島岡達三氏に師事し、窯変を駆使して陶芸界で有望な作家として活躍しております。
 近年は、手びねりの窯変にこだわり、志埜・織部と伝統的な手法に向いつつも、自らの想いをかたちにし続けています。
 今回は、杳変(ようへん)の志埜・黄瀬戸と、松崎先生が独自に表現された作品も加え、大壷・扁壷・茶盌・ぐい呑など一八〇余点を展覧いたします。
 この機会に是非ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

          平成一八年十一月吉日

京王ギャラリー

杳変

 昨年の秋に窯を造り、初窯を焼いてから三回目の窯焚きになるが、今回は今までとは異なる焼き方で、杳を念頭において窯焚きをはじめた。
 杳変(ようへん)これは造語だが、杳は今回私のイメージする志埜であり黄瀬戸である。杳の対岸にある耀、この二つが私の志埜である。耀変の金志埜は鮮やかな夕焼けや曙を表現しているのに対して杳変は、はるかで奥深いようすを表現するものである。
 物を造るときに陰と陽を私は一番大事にしている、窯焚きにおいても窯変の「杳と耀」が陰と陽をあらわす。
 遊心展は窯変にこだわり、他の個展とは異なりタイトルに「窯変」が冠になっている。
 窯変のあらゆる可能性を求めて、今回の杳変志埜、杳変黄瀬戸と、それに加えて益子の陶土と陶材を用いた黒釉杳変もその一つである。

    平成一八年十一月吉日

松崎 健

表紙
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